★下から見た上から目線

茨城県大子町は一般職員の上司42人の能力を評価する制度を導入したらしい。結果は町長だけが把握する。人事異動や報酬などの参考資料に活用するようだ。一般職員は評価シートに自分の氏名を明記することになっている。主な評価項目は「進行管理力」「指導統率力」「責任性」「協調性」を5段階で評価する。

賛否両論ある。
先ず、賛成派の言い分はこういうこと。
・「パワハラなどの抑止力になる」
・「働きやすい環境がいいできて、生産性が向上する」
・「上司のマネジメント力が客観的にわかる」
・「部下だって、優れた上司か否かくらいはわかる」

次に、反対派の言い分
・「マネジメント経験がない者がなぜ評価できるのだろうか」
・「部下に媚びる上司が必ず出てくる」
・「労務指揮権、指示命令権が機能しなくなる」
・「この制度は一般職員側に偏りすぎていて事実がつかめない」

この考えを導入したしたのが、町長なのかそれともどこかのコンサルタントなのかは知らない。
なんであれ、この制度に猛反対である。
誤解しないでほしい。部下が上司を評価することに反対ではない。
一般社員の評価を町長のみが知っていることがよくない。

人事評価は、人事上の処遇を決めるだけのものではない。被評価者の改善点を気づかせる能力開発の機能も備わっている。
不本意な配置や降給、降格があった上司は評価結果に気づけず、ただただ一方的な労働条件の変更だけを受け止めなければならない。理不尽である。

 

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